朝日歌壇 8月12日号

「朝日歌壇」より、 わたしが選んだ「好き」な句。(8月12日号)

佐佐木幸綱選

・四日ぶりに届きし新聞「豪雨の爪痕」ぶ厚く束ねて      恒子

・お名前を呼べばはいと返事あり土砂に埋もれた家の中より   量慈

・ことごとく川下に向き傾ける柳は梢にゴミを纏(まと)いて  玲子

・藤棚より蛇の抜け殻たれてゐて独りの家も今朝は賑はふ    時子

高野公彦選

・家中で最高齢の糠床(ぬかどこ)が夏バテ家族に元気を呉れる かず

・理科室のように整ったひとり居の母のリビングに一輪の薔薇  祐子

永田和宏選



・火葬場の炉の火の中に崩れゆく人間という形あるもの     宣光


馬場あき子選

・家呑みし泥を掻き出す手作業の生きてゆかねばならぬその手よ 凍子
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by orihime300 | 2018-08-13 12:27 | 俳句・川柳・他 | Comments(0)
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